このコーナーは筆者がたまたま出会って、勝手に気に入ったアーティストを気ままに紹介していく、そんなファンの人を憤慨させるかもしれないけど、基本好きだから紹介するんだから許して!テヘペロな企画です。
音楽業界にも最新事情にも疎いおっさんのアンテナに引っかかるくらいだから新人アーティストでもなくて今更感満載だとは思いますが(特にファンの方には)、自分にとってのnewcomerですから、そこは確かですから、つらつらと紹介させてください!
第11回目で取り上げるアーティストは、アニメが連続します。じゃん!今絶賛放送中のアニメ「映像研には手を出すな!」関連の方々です。と、予告した通り前回、前々回、前々々回に引き続き、「映像研には手を出すな!(以下映像研)」です。もうね、このアニメはアーティストで取り上げたくなる素材が多いのですよ。でも、今回で完結編です。
あれですね、もう見ている方も多いですかね?深夜アニメですからあまり見ていないかな?まあ、一般受けするアニメでは正直ないと思います。オタク向けと言うか、オタクのオタクによるオタクのためのオタクアニメが映像研と言っても過言ではないでしょう。はっきり言ってマーケティングを絞り過ぎています。が、今はそれ自体がトレンドであり、オタクが注目されて恋愛ドラマもでるくらいですから(電車男なんかもありましたが、もっとポジティブになりましたね)。さて、主人公達はオタクです。オタク女子です。女子3人組です。しかし、いわゆるオタク女子とはやはり一線を画しています。彼女達は設定を男子にしても全く問題ないです。そんなオタクです。
1人は設定オタク、1人はアニメーションオタク、1人は経済オタクです。容姿も価値観も背格好もバラバラな3人が一つのものに、一つの目標に向かって何かを作り上げていく、ある種スポ根要素もある青春日常系アニメと言えるでしょうか。設定オタクの名前は浅草みどり、芝浜高校1年です(もちろん架空)。小柄でアニメを愛していて、とにかく設定を大切にする言わば監督、演出家です。宮崎駿をイメージしてもらえればわかりやすいでしょうか。彼女は1人では踏み出せない世界に彼女達と踏み出します。あと、声が良い!正直、最初は違和感がありました。私の中の彼女はもっと高い声の小動物なイメージでした。しかし、伊藤沙莉(いとうさいり)さんの声が今ではしっくりきます。ハスキーで芯があって、腹に何かパワーがみなぎっている感じが好きになりました。彼女の声は浅草の世界観を作る重要な要素になっています。
さて、アニメーションオタクの名前は水崎ツバメです。美人でカリスマ読者モデルという設定で、電車内にポスターが貼ってあるレベルです。ちなみに両親は役者です。その彼女がなりたいもの、それがアニメーターです。彼女の持論は「アニメーターも役者」です。アニメを書くということは役に演技させるわけですが、それを表現するアニメーターも役を演じながら仕上げていくので、役者要素が必要というわけです。実際に描く動作を自分で演じながら製作しているという話を聞いたことがありますから、彼女の言い分は理解できるものがあります。彼女もそうですね、宮崎駿をイメージしてもらえればわかりやすいかもしれません(一流監督でありながら一流アニメーターの宮崎駿ってなんなんでしょうね。ちなみに、彼は漫画も描いていますよ)。
そして、最後は経済オタク、金森さやかです。彼女は経済オタクと言いましたが、それは格好つけた言い方で、要するに金の亡者です。お金儲けに情熱を注ぐその様はオタクに匹敵するのではないかという、そんなニュアンスです。言わば合利主義者でしょうか(合理でなくて)。経済感覚のバランスをとりながら暴走しがちの浅草や完璧主義者の水崎の手綱をにぎってコントロールしながら作品を仕上げ、そして儲けを出すという、言わばプロデューサーです。ジブリで言えば鈴木敏夫さんですかね。アニメってとにかくお金がかかるわけで名プロデューサー無くしては名作もないわけです。何より利益を出すことは重要ですからね。そんな三人娘が自分たちの最強の世界を映像として作っていく青春を描いているのがこのアニメ「映像研には手を出すな!」なんですね。その映像はまさに原作を忠実に再現しております。人物の動きや出てくるメカも細部までしっかり書き込まれているし、ダンジョン高校!芝浜高校を分かりやすく描いてるのも好感が持てます。とにかく私は好きな漫画が動いているので満足です。長いこと色々書きましたが、とにかくこのアニメは注目です。とは言え、深夜なんで見る前に寝てしまうのが難点です。
皆さんも夜更かし楽しみましょう!
今回も勝手にごめん!
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