春の天気はうつろいやすいもので、暑くなったり寒くなったり晴れと雨が交互に訪れたりとなんだか定まらぬ日々が続いて、体調を崩される方も多いのではないでしょうか?衣替えの季節に入りますがまだまだ長袖は手放せないようです。
さて、最近は戦争も終わらず、北海道では痛ましい事故があり報道を見るたびにやるせなくなってしまうのですが少しだけ楽しみなニュースもやはりあるものです。
そう、今年の秋にあのジブリパークが誕生するようなのです。
愛知県にある「愛・地球博記念公園」に2023年にまたがって色々なエリアが次々と作られるようで、まずは「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」ができるそうで、となりのトトロやラピュタなどのジブリの有名な作品の世界観が再現されるようです。耳をすませばや猫の恩返し、借りぐらしのアリエッティなどの宮崎駿作品以外の世界観も再現されるようでジブリファンの心を余すところなくくすぐってくれそうですよね。私としては「故高畑勲」作品がひとつも再現されていないところに寂しさを感じてしまうのですが、何かしらの配慮があるのかもしれません。確かに、火垂るの墓でアトラクションはなかなか難しいですからねぇ。
高畑勲、宮崎駿、この両巨匠のアニメが素晴らしいのは比類なき事実ですが、両者の違いの一つとして「主題歌」の知名度の違いがあると私は考えています。宮崎駿は自身が作詞に関わるほど主題歌に注力しており、それらはほぼ全てに知名度があります。ナウシカやラピュタ、トトロやもののけ姫、ポニョもそうですよね(あとはユーミンがなんとかしてくれています)。一方、高畑作品は火垂るの墓でもおもひでぽろぽろでもかぐや姫の物語でも、主題歌の知名度はそれほど高くありません。高畑監督はおもひでぽろぽろでは「the rose」の訳詞をしているようですが、それほど注力していた感じはありません。アニメや映画は総合芸術と言えますが、高畑監督にとって主題歌はそれほど気にすべき対象ではなかったのかもしれません。一方、宮崎監督にとっては作品の一部であり、顔でもあるといった印象で、作品の人気を牽引する一躍を主題歌等の音楽が担っているかのようです。ヒット作を作り続けるにはやはり音楽の力も必要と言う事でしょうか?
さて、今月は5月ですからやはりサツキとメイの月ということになります。ジブリパークではあのサツキとメイの家が再現されているようで、裏山にどんどこ堂と言うトトロの形をした木製遊具などが増設され「どんどこ森エリア」にその世界観が反映されるようです。楽しみですね!
いつになったら行けるかわかりませんが、我が家の三男がテレビに映ったジブリパークを見た瞬間に「あそこ、行く!」と声を張り上げたので、行くのは避けて通れなさそうです。2歳児を一瞬で虜にする魅力を備えている新しいテーマパークの誕生を楽しみにしたいと思います。
いつか名古屋の悪友家族と行けたらいいなぁ。
記事内画像はすべて(c) Studio Ghibli
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