ゲ!ゲ!ゲのゲゲゲ♪ 生誕100年だよ!

5月に入って日差しも強くなり何やら夏めいてきましたね。春があっという間に終わってしまう気がして、異常気象なのかと思いながらも最近はずっとこれの繰り返しだからもはや「異常」ではなく通常になっているのかもしれません。
地球のダイナミックな変動の最中にいるのか?ポールシフトが変わってしまうのか?なんて。夜が暑いと変なことばかり頭に浮かびます。

さて、変なものといえば「妖怪」です。妖怪と言えば「水木しげる先生」、そう「ゲゲゲの鬼太郎」です。昨年上映された「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」がアマプラで公開されましたが、皆さんはもう見たでしょうか?
ゴールデンウィークにあわせての公開で、ゴジラ−1.0も公開されます。ゴジラは劇場で見たのですが、言わずもがなかなりおすすめの作品です。
海外での評価が高いのも納得だし、見たいものが詰め込まれて、エモーショナルな場面も豊富で、家族に黙って1人で見に行った甲斐がありました。
てへ(後でバレて妻に睨まれたのはここだけの話です)。
子供達には少し刺激が強いとは感じますが、見せられないとまで言い切れない絶妙なラインで構成されていてゴールデンウィークは家でミニ上映会を開催できそうです。

その点で言えば、鬼太郎誕生は完全にアウトでした。

流石に怖い。子供には刺激強すぎて、パパレイティングを大幅に超えました。実際にPG12ですからうちの子供達は対象外です。
しかし、大きくなったら見てほしいと思えるほど良く出来ていました。

人間の闇、悪意、見たくない感情、全て詰まっていました。鬼太郎を知っていればいるほどのめり込める作りになっていましたが、そうでなくても一級品の作品だし、作品への愛も感じられました。
「記者の山田(お馴染みのキャラですね)」の造形は監督の古賀豪さんそのもので、最後の台詞は監督の気持ちを代弁していると思いました。
作品に自分を出したがるのがクリエーターでしょうが、それは愛あれば、情熱あればこそでしょう。

内容にはあまり触れませんが、貴太郎の父親と母親が出て、それが鬼太郎誕生につながるのですが、それがどのようにつながるかは水木先生も詳しくは描いておりません。
それをどうつなげたかはかなりの見ものです。素晴らしい展開!ちゃんちゃんこってそうなの!母親はああなったのはそのせいで、父親があの姿になったのはあの理由なのか!
もう、納得と頷きの繰り返しで実家に鬼太郎の誕生が掲載されていた単行本があって幼い頃に読んだ私としてはもう感無量でした。
(なぜ父親がその単行本を持っていたのか不思議ですが)。

昨年には甲府で行われた水木しげる展にも子供達と行きましたが、やはり何度も映像化されて、絵柄も変わり、時代も変わり、年号や世界が変わっても、何度も何度も擦り続けても、全くすり減らない水木先生の世界に脱帽と感謝とちょっぴり羨望せざるを得ません。

正直妖怪は好きじゃないけど、嫌いにならないのは水木先生の力なのかもしれませんね。
ぜひその魅力を皆さんとも共有できたらと思います。

それではまた!

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