リズム感を鍛えるには、日々の練習の中で「どんな手順で」「どのくらい」取り組むかが大切です。ここでは、初心者から経験者まで使えるシンプルで実践的な練習メニューを紹介します。
⏱ 1日10分〜15分のルーティン
① メトロノーム練習(約5分)
- BPM=60 で4分音符を手拍子
- 慣れてきたら8分音符(「1と2と3と4と」)を声に出して合わせる
- さらに16分音符まで細分化して練習
✅ ポイント
・メトロノームは「1拍ごと」ではなく、慣れたら「2拍目と4拍目」だけ鳴らして練習すると、ノリが安定します。
② リズムパターン練習(約5分)
- 好きな曲のドラムパターンを選び、手拍子で真似する
- 4分音符→8分音符→休符を含むパターンの順に練習
- 慣れたら裏拍だけを叩く練習に挑戦(表拍は頭の中で感じる)
✅ ポイント
・裏拍の練習は、ポップスやファンク、ジャズなどあらゆるジャンルでリズム感を磨くのに役立ちます。
③ 身体を使ったリズムトレーニング(約3〜5分)
- 足で4分音符を刻みながら、手で8分音符を叩く
- 慣れたら手で3連符、足で4分音符を同時に刻む(3対4ポリリズム)
- 声で数えながら行うことで、頭と身体の両方でリズムを理解できます
✅ ポイント
・最初は難しいですが、ゆっくりのテンポで確実に合わせることが大事。
📅 週単位での工夫
- 月〜金は基礎練習(上記ルーティン)を継続
- 週末は好きな曲を流してリズムに合わせて身体を動かす
- 月末にはテンポを10〜20BPM速めて挑戦してみる
✅ ポイント
・毎日少しずつ、テンポやリズムパターンを変えて練習することで、飽きずに継続できます。
🎶 実践練習に移す
基礎練習で得た感覚を、実際の演奏や歌で試すことが重要です。
- ギターやピアノを弾きながらメトロノームに合わせる
- 歌うときも裏拍を意識して体を揺らす
- バンド練習ではドラムのハイハットやスネアに集中して合わせる
こうすることで、基礎トレーニングが実際の音楽表現に直結します。
🌟 結びに
リズムトレーニングは、短時間でも毎日続けることで確実に効果が出ます。
メトロノーム・手拍子・声・身体を使った練習をバランスよく組み合わせ、音楽の土台をしっかり固めましょう。
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