音楽を始めたばかりの方からよく聞く言葉があります。
「頑張っているのに、なかなか上達しない…」
その原因は、**努力不足ではなく“考え方のズレ”**であることがほとんどです。
今回は、レッスンや日々のスタジオ運営の中で実際によく見かける
初心者が勘違いしやすいポイントを整理して紹介します。
① 毎日長時間練習しないと意味がない ⏰❌
これは非常に多い誤解です。
実際には
**短時間でも「目的がはっきりした練習」**のほうが、
上達スピードは確実に上がります。
例:
・今日はサビだけ🎶
・コード2つだけ🎸
・発声の入りだけ🎤
「やった感」より
**「何を改善したか」**が重要です。
② 上手い人は最初から才能があった 🌟❌
上達している人ほど、
実は 基礎に戻る回数が多い という共通点があります。
・音程が不安定 → 発声に戻る
・リズムが走る → テンポ練習に戻る
・弾きにくい → フォームを確認
才能よりも、
戻る判断が早いかどうかが差になります。
③ ミスがなくなってから人前で演奏する 🎭❌
「完璧になってから披露したい」
この気持ちは自然ですが、実は遠回りです。
本当に必要なのは👇
・多少ミスしても止まらない
・流れを保つ
・最後までやり切る
この経験が
本番力・集中力・立て直す力を育てます🔥
④ 調子が悪い日は練習しないほうがいい 😓❌
調子が悪い日は
**練習をやめるのではなく“内容を変える”**のが正解です。
例:
・歌わずにハミングだけ🎵
・ギターを持たずに指の体操✋
・録音を聴いて確認するだけ🎧
“ゼロにしない”ことが
長く続く人の共通点です。
⑤ 家でできているからスタジオは不要 🏠❌
自宅練習はとても大切です。
ただし、音の正確さは別の話。
・ピッチのズレ
・音の濁り
・リズムのヨレ
これらは
環境が変わらないと気づけないことが多くあります。
勘違いが外れると、練習は一気に楽になる ✨
今回紹介した5つに共通しているのは、
「もっと頑張る」ではなく
**“頑張り方を整える”**という視点です。
・削る
・絞る
・切り替える
これだけで、
音楽はずっと続けやすくなります。
まとめ 🎶
・長時間より目的重視
・才能より戻る判断
・完璧より経験
・不調の日もゼロにしない
・環境を変える勇気
この考え方が身につくと、
練習は確実に前に進みます。
iB MUSIC STUDIO & School では練習内容・考え方・環境づくりまで含めて
初心者の方をサポートしています。






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