「録音した音がなんだかモコモコする…」
「EQをいじってもうまくまとまらない…」
そんな経験、ありませんか?
実は“音の整え方”は、EQ(イコライザー)を使わなくても改善できることが多いんです。
今日は、スタジオ練習の段階でできる「ナチュラルミックス」のコツを、
iB MUSIC STUDIOの環境を例にご紹介します🎶
🎚️ EQの前に見直したい3つのポイント
EQを使う前に、まずチェックすべきはこの3つ👇
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音の発生位置(立ち位置)
→ ギターとボーカルの位置を少しずらすだけで、音の抜け方が変わります。
マイクを正面から受けるか、やや斜めに置くかで高域の反射も調整可能。 -
演奏バランス(音量とアタック)
→ ボーカルが張り上げすぎている/ギターが強すぎる、などはEQよりも“出音バランス”の問題。
「少し抑える」「少し引く」ことで自然なまとまりが生まれます。 -
部屋の響き(リスニングポジション)
→ iB MUSIC STUDIO の各部屋は反射が穏やかで音がこもりにくい設計。
壁から50〜70cmほど離れると、低音の反響がスッと抜けます。
この3点を調整するだけで、「EQをかけたような」クリアな音像が作れます✨
🎸 実践例:アコギ×ボーカルのバランス調整
| 状況 | 改善ポイント | 効果 |
|---|---|---|
| ギターの中低域が重い | マイクをサウンドホールから10cm右へずらす | 低音が自然に減衰して明瞭に |
| ボーカルがこもる | マイクをやや上向きに角度をつける | 鼻腔共鳴が増え、声が抜けやすく |
| 全体が混ざらない | 立ち位置を30cm離す | 空気感が分離し、EQ不要の立体感に |
こうした“物理的EQ”を使いこなすと、後処理の負担が大幅に減ります🎶
👂 スタジオで耳を育てる
EQを触る前に「耳で整える」習慣をつけると、
ミックスやライブPAでも確実にレベルアップします。
iB MUSIC STUDIO では、明るくクリアな音響空間で“生音そのもの”を確認できるので、
EQに頼らない音作りの練習には最適です。
次回の練習では、ぜひ「EQを触らない縛り」で挑戦してみてください🎧
意外なほどスッキリとまとまるはずです。






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