夕暮れが早くなり、暑さもひと段落ついたようですがいかがお過ごしでしょうか?雨の日が続いて半袖では肌寒いと思いつつ、晴れた日の日中は汗ばむくらい暑くなるのですから季節の変わり目は体調管理が大変です。我が家の子供達も具合が悪くなったり、いつもと違う体調不良があったりと、寒くなり始めるこの時期はいつも以上に気にかけていなければならないので親は自分の管理以上の心労があったりもします。
コロナ禍で当たり前になってきた「帰ってからの手洗いうがい」「アルコール消毒」なんかは習慣化されておりその点は衛生上の安心事項なので喜ばしい変化ですが、いつまでも続くこの出口の見えない閉塞感はいつまでたっても慣れないし、慣れたくないものです。とはいえ、子供達にとってはこれが当たり前の世界であって、彼らのベーシックとなって行くのでしょう。子供の頃の記憶は「三つ子の魂百まで」のように大人になっても影響するものです。明確な記憶ではなくてもその人の何かに影響することがあるのではないか、そう考えたとき私の中にあるメロディが浮かんだのです。それは2曲ありました。1つは中学の時の記憶。だいぶ成長している。お恥ずかしい限りですが、私は記憶力が本当になくて子供の頃の記憶や中学、高校、20代前半から後半、確かに生きてきたのですが、40歳になった今かなり朧げになっているのです。30代の頃の記憶もなにやら怪しいとすら感じます。振り返ることのある有意義な人生ではなかったのかもしれません。
とにかく、一つのメロディが思い出されたのですが、何しろ曲というのは言語化できないものですし、音符に置き換えられるような才能も技術も持ち合わせておりませんから、それが誰のなんという曲なのかは全く分かりませんでした。ただ、思い出していくうちにその曲には歌詞がついており、それが英語の歌詞だったような気がしてきました。邦楽なら選択肢は狭められますが、洋楽ならその楽曲数は膨大に膨れ上がるわけで、これは絶対にわからないだろうとそのときは思いました。実は20代初めくらいからなんとない拍子にそのメロディが流れていたのでずっと気になってはおり、実は検索なんかもしてみていましたが、それは見つかりませんでした。
しかし、それが最近偶然わかったのです。きっかけは、YouTubeという動画サイトでした。知ってますか?(いえ、気にしないでください)。複数の動画が勝手にまとめられているミックスリストなるものがあり、きっと使用者の嗜好とか検索方法とかをアルゴリズムで勝手に見繕っちゃうんでしょうが、何故か最近子供とドライブの時は懐かしの洋楽ばかりかけていたからか、仕事の帰りにとりあえずミックスリストでもかけて聞き流そうかとしていくつか聞いている中に、その記憶の中の曲が流れてきたのだから驚きでした。思わず車内で声をあげたほどです。1人で。
それはスウェーデンの4人組バンドでした。ABBAを思い浮かべたそこのあなた!おしい、違います。私がずっと思い出せなかったメロディー、それは「エース・オブ・ベース」の「All That She Wants」だったのです!ご存知の方は同世代の方でしょうか。今の若い人は知らないかもしれません。私も実はよくわかっていませんでしたから。しかし、あのメロディは頭にこびりついて離れなかったのです。やはり力のある音楽は時間を超えていくのだと実感した次第です。さて、一つの心の残りは解決されましたが、実はもう一つの心残りが私の記憶の曲としてあります。これは書くことで説明ができないのでここには記せませんが、きっといつか出会えると信じてまたYouTubeを漁りたいと思います。ではまた!
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