日本の夏。ビーイングの夏。

真っ青に突き抜けた空に聳え立つ様な入道雲、強く照りつける日差しに蝉の鳴き声、うなぎのぼりの気温と紫色に染まる日本地図、本格的に夏が到来してきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?暑くてクーラーが効いていない部屋ではいられない太っちょの私です。

さて、唐突ですが夏の歌といえば何を思い出すでしょうか?
ゆずの夏色?井上陽水?サザン?ホワイトベリーの夏祭り?ケツメイシの夏の思い出?夏の歌は色々あると思いますが、私は何故かビーイング系のアーティストをイメージするんです。

チューブ、B’z、class、DEEN、大黒摩季、ZARDなど夏の歌を歌っているイメージのアーティストが改めて見るとビーイング系と言うわけです。ええ、世代が出ますねぇ、90年代!特にTUBEの「夏感」は私の中で「季節=アーティスト」の代名詞で、つTUBEと言えば夏、夏といえばTUBEといった感じです。夏がタイトルに入った歌が多くてヒットしたのもイメージを強くさせているともいますし(あー夏休み♪)、そもそもTUBEの名前もサーフィンから来ている様です。夏、海、TUBEといった時代があった事をここに明言しておきましょう。

B’zは稲葉さんのホットパンツは夏のそれだし、classは活動期間が短いけど代表曲「夏の日の1993」はあまりにも名曲だし、DEENは「瞳そらさないで」がポカリスエットのCMで流れてたから(あの頃のポカリのCMは「汗、滴、夏、美少女」のイメージを強プッシュしていましたねぇ)。あと、ここでも取り上げた大黒摩季さんも夏のイメージがあります。「夏が来る」もそうですし、「熱くなれ」は夏のオリンピックのテーマソングだったからそのイメージが強いです。そして、ZARDの坂井和泉さんは、本当に歌声が素晴らしく、美しいですね(若くしてお亡くなりになったのが本当に残念です)。色々なアーティストを登場させましたが、私はこのビーイング系を支えた作曲家が実は本当の夏の申し子なのではと考えているんです。

そう、織田哲郎!上記のアーティストに多くの楽曲を提供している自身も歌手である織田哲郎さんこそがあの頃のビーイング系を牽引し創り出しました。そして、相川七瀬も発掘してトップアーティストの仲間入りもさせましたね。今こそ織田哲郎の再認識が必要ではないでしょうか?

考えてみれば、やはり日本が景気の良いときに花ひらいたアーティスト達の力強さは今にも十分通じるものがあります(プリンセスプリンセスとか夏×女性×バンドとしても今で十分力がありますよね)。一方、今は季節と組み合わせられるアーティストがあまり思い付かない、というかもう季節感すら薄れている気もします。そんなこと気にしている余裕もないと行ったところでしょうか。

いい歌はいつでもいつの時代でも人々の心を捉えるってことなんでしょうね。

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