メトロノームや音楽アプリに表示される「60」「90」「120」といった数字。
練習のときに見かけるけれど、「何を数えている数字なの?」と思ったことはありませんか?
その意味を知る手掛かりになるのが、BPMという言葉です。
今回は、楽器や歌の練習にも役立つ、テンポの小さな音楽雑学をご紹介します。🎶
🔎 BPMは「1分間に何拍あるか」
BPMは、Beats Per Minuteの略です。音楽では、1分間あたりの拍数を表す単位として使われます。
例えば、60 BPMなら1分間に60拍、120 BPMなら1分間に120拍です。
同じ音符を1拍の基準にすると、数字が大きくなるほど拍の間隔が短くなり、テンポが速くなります。
ここでいう「拍」は、曲に合わせて「1、2、3、4」と数えるときの、一定の間隔の脈のようなものです。
⏱️ 60と120では、クリックの間隔がどう変わる?
メトロノームを1拍につき1回クリックする設定にした場合、次のようになります。
| テンポ | 1分間の拍数 | クリックの間隔 |
|---|---|---|
| 60 BPM | 60拍 | 1秒 |
| 90 BPM | 90拍 | 約0.67秒 |
| 120 BPM | 120拍 | 0.5秒 |
60 BPMでは1秒ごと、120 BPMでは0.5秒ごとにクリックが鳴ります。
同じ拍の数え方なら、120 BPMは60 BPMの2倍の速さで拍が進む、ということです。
※細かく音を刻む設定では、1拍の間に複数回クリックが鳴ることもあります。使っている機器やアプリの設定をご確認ください。
🎼 楽譜では「どの音符を数えるか」も確認しよう
楽譜のテンポ表示では、数字と一緒に音符が書かれていることがあります。
例えば、「♩=80」なら、4分音符が1分間に80個分進む速さを示しています。
1拍の基準になる音符は、表示や設定によって異なります。数字を見るときは、その数字がどの音符の長さを基準にしているのかも、一緒に確認してみましょう。
メトロノームにも、テンポ・拍子・細かい刻み方など、複数の設定があります。思っていた速さと違って聞こえたら、まず設定を見直してみてください。
🎶 BPMと拍子、それぞれが教えてくれること
BPMと一緒に、メトロノームで見かけるのが「3/4」「4/4」などの拍子です。
この二つは、次のように整理できます。
- BPM:1分間に、基準となる拍がいくつあるか
- 拍子:どの長さの音符を基準に、1小節をどうまとめるか
例えば、4分の3拍子は4分音符3拍分、4分の4拍子は4分音符4拍分で1小節になります。
どちらも4分音符を基準に同じテンポを設定すれば、拍が進む速さは同じです。一方で、「1、2、3」と数えるか、「1、2、3、4」と数えるかで、小節のまとまり方が変わります。
メトロノームで小節の最初だけ違う音が鳴る設定は、そのまとまりを確認する助けになります。
🎸 次の練習では、テンポを一つ記録してみよう
メトロノームは、一定のテンポを保つ練習に使えます。
まずは短いフレーズを選び、落ち着いて演奏できる速さに設定してみましょう。
ギターなら、苦手なコードチェンジの前後。歌なら、入りのタイミングを確認したい一節など、練習する範囲を小さくすると取り組みやすくなります。
練習後には、例えばこんなふうにメモを残してみてください。
4分音符=80。サビ前の2小節を練習。
次回も同じ設定から確認する。
テンポと練習した場所を一緒に残しておくと、次の練習を始める目印になります。
いつも見ていた数字も、意味がわかると使いやすくなりますね。
次にメトロノームを開いたら、**「今、何を1拍として数えているかな?」**というところにも注目してみてください。🎵
🎸 ギターや歌の練習に、スタジオをご活用ください
山梨県甲斐市龍地の iB MUSIC STUDIO & School では、個人から少人数向けのリハーサルスタジオをご利用いただけます。
一人でじっくり取り組む練習も、仲間とテンポや入りのタイミングを確認する音合わせも。皆さまの音楽時間に、ぜひご活用ください。
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