音楽の起源を探る!Part10

今回も雅楽に使われる楽器を調べていきましょう。
前回調べた「三管」の他に「三鼓」「両弦」があります。さて、そのうちの「三鼓」にクローズアップしてみましょう。

三鼓(さんこ)とは簡単に言えば太鼓(たいこ)のことです。ゲームセンターで「太鼓の達人」の太鼓を盗んだ高校生達がいましたが、太鼓は盗む者ではなくて叩くものですよ、と若い人伝えて、ついでにどんな太鼓があるか知ってもらえたら幸いです。

さて、三鼓は「鞨鼓(かっこ)と三鼓(さんのつづみ)」「鉦鼓(しょうこ)」「楽太鼓(がくだいこ)」の総称です。「鞨鼓」とは置き型の太鼓で、砂時計のような形をしている鼓(つづみ)の一種です。歌舞伎や能で使われる「イヨ〜、ポン!」のポンの時にならされるあの鼓ですね。実は雅楽ではとても重要な楽器で、楽長や年長者が務めます。バチを持つと演奏スタートの合図ですし、演奏の速度を決めたり終わりの合図をする要の楽器なのです。オーケストラの指揮者の役割でしょうか。バチはドラムスティックのような形ですが、少し頭が大きめです。

三鼓はいわゆる鼓(ポンです)の事で、実は小さい順に一鼓、二鼓とあり、その三番目が今に残って使われているそうです。 「鉦鼓」は雅楽で唯一の金属製の打楽器です。置き型で二人で運ぶくらいの重さと大きさがあります。お寺にある横に吊るされた平たい鐘をイメージしてください。きっと雅楽で使われていたのを取り入れたのでしょう。

「楽太鼓」は置き型の太鼓で、木製の吊り下げ式の太鼓です。管弦合奏の中央部に設置されます。中央分位ある皮面には色とりどりの豪華な色彩が施されていて一際目を引きます。もしかしたら雅楽の楽器の中で一番派手かもしれません。存在感がある楽器です。

「太鼓」と一口に言えない奥深さがありますね。

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