このコーナーは筆者がたまたま出会って、勝手に気に入ったアーティストを気ままに紹介していく、そんなファンの人を憤慨させるかもしれないけど、基本好きだから紹介するんだから許して!テヘペロな企画です。音楽業界にも最新事情にも疎いおっさんのアンテナに引っかかるくらいだから新人アーティストでもなくて今更感満載だとは思いますが(特にファンの方には)、自分にとってのnewcomerですから、そこは確かですから、つらつらと紹介させてください!
第7回目で取り上げるアーティストは、松たか子さんです。いや、正確にはディズニーのメガヒットアニメ「アナと雪の女王」のエルサです。ええ、もう言わずと知れたあの雪の女王です。今更newcomer?と思う人もいるかと思いますが、もちろんいくら私でも流石に映画も見てるし「レリゴー」くらいは知っているんですが、今回は年末特別企画じゃないですけど、3歳と2歳の息子達にとってnewcomer!という事で取り上げてみたいと思います。最近の彼らにとってはエルサは紛れもなくnewcomerで、何というか完全に虜になっている様です(魔法?)。そう、それは11月も半ばの事でした。
「アナと雪の女王」が日本で公開されたのは2014年3月ですから、もう5年以上経っています。当然息子達はリアルタイムでは見ていないし、楽曲も聞いたことは無いと思います。ディズニーの曲なんて気の利いた音楽が流れる環境に彼らはおかれていないもので、まさに田舎のピュアボーイズにとってそれはビートルズが来日したくらいの衝撃があったんだと思います(私もその当時のことなんて知りませんが)。
きっかけはテレビでした。あの時私が気まぐれでテレビをつけていなければ彼らは知らなかったのかもしれません。いつもはもう寝る時間ですから。しかし、エルサは私にも魔法をかけていたのかもしれません。私達親子はアナ雪を見ました。アナの天真爛漫な歌に心踊りながら楽しく見ていたのですが、そこに結構唐突にあの「Let It Go」のシーンになりました。あのイントロが流れます。引き込まれる二人の幼子はなんと立ち見!でした(さっきまで一緒に座っていたのに)。まさに釘付けです。無秩序の塊の様な暴れん坊はどこにもいません。無言の観客にエルサの力強い歌声だけが響きます。妖艶な魔女の表情に私は気がつきました。一抹の不安がよぎります。
そして、エルサの決め顔と共に曲が終わり扉が閉まります。
私は慌ててテレビを消しました。二人の息子は魔法が解けた様に我にかえり、当然のように続きを催促しますがそれには応じず寝かせました(我が家の女王様の催促が関係していたかもしれませんが)。案外素直に寝た二人だったので私は少し安堵したのを覚えています。
しかし、やはり魔法がかけられていたのです。次の日から長男の「昨日見たアレが聞きたい!アレ聞かせて!」が始まりました。次男もくっついてウンウン頷いています(まだ「ぞう!」しか喋れないので)。それが毎日続いています。しかも、ずっと同じセリフ、もう何週間経ってるとお思いで?しかし、彼らにとってその記憶はあまりに鮮明でいつまでも昨日の様に感じられているのでしょう。
それくらい松たか子の「Let It Go」は素晴らしいということでしょうね。
さて、11月22日より続編も放映されております。令和元年最後の魔法にあなたもかかってみてはいかがでしょうか。
今回も勝手にごめん!
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