音楽の起源を探る!Part14

今回はオルガンを調べてみました。
オルガンって思いのほか歴史があるんですよ。なんと原理を使って楽器がが作られたのが紀元前264年なんです!それもその時は水を使っていくつもの管に空気を送り込んで音を出していたんです。だからその名も「水オルガン」水と楽器が組み合わさると何だか不思議ですが、力強くも感じます。

作ったのはクテシビオスという人で、アルキメデスに並ぶ古代の科学者です。サイフォンを作ったり、アレキサンドリアのムセイオン初代館長だったらしいとかとにかくワクワクさせるような人が作ったとされています。水オルガンは地中海世界で広く広まりあの古代ローマのネロ皇帝も演奏したそうです。

クテシビオス

アレクサンドリアクテシビオス(クテースィビオス・ホ・アレクサンドレウス、古希Κτησίβιος ὁ Ἀλεξανδρεύς、生没年不詳、少なくとも紀元前285年 – 紀元前222年にかけて活動)は、古代ギリシャ発明家数学者。より古代ギリシア語音に近い表記として、クテーシビオスともする。古代ギリシャの科学者では、アルキメデスに次ぐ人物である。アレクサンドリアのヘロンの師とされる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ちなみに、私もお風呂で小さい穴が空いた細い筒を使って遊んだことがありますが、確かに水面で筒を上下させると穴から音が出ます。高さを変えると音が変わるのはわかって面白いと思ったことがありますが、まさか紀元前のエジプトですでに楽器になっていたと知ったのはつい最近でした。もう「ヘウレーカ」ですね(水とお風呂つながりで)。

オルガンの仕組みは空気を筒に送り音を出します。筒が笛だと思ってください。そのいくつもの笛をそれぞれに操ることで演奏するのです。その笛に空気を送る方法が違ったり(水オルガンは水、リードオルガンは足踏みのふいご、パイプオルガンは手押しふいご、最近では電動になっているようです)、音を鳴らすのがリードを使うか(リードオルガンはこちらですし、アコーディオンも似ています)パイプそのものなのかで種類が違ってきます。
一口にオルガンといっても簡単にはくくれませんので次回以降細かく説明できたらと思います。

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