ギターアンプのツマミを見ると、
GAINとVOLUME(またはMASTER)という文字があります。
どちらも音量を調整するように見えるため、
「何が違うの?」
と疑問に思ったことはありませんか。
実は、この2つは役割がまったく異なります。
違いを理解すると、自分のイメージした音作りがぐっとしやすくなります。
「とりあえず全部上げる」はもったいない
アンプを初めて使う方によく見られるのが、
すべてのツマミを真ん中以上にしてしまうことです。
もちろん音は出ますが、
GAINとVOLUMEの役割を知るだけで、同じアンプでも印象は大きく変わります。
GAINは「音の入り口」
GAINは、ギターから入ってきた信号の強さを調整するツマミです。
簡単に言えば、
どれくらい信号を増幅するか
を決めています。
GAINを上げると、
- 音に厚みが出る
- 歪みやすくなる
- サステイン(音の伸び)が増える
という変化が起こります。
ロックやハードロックで歪んだサウンドを作るときは、このGAINが重要な役割を担っています。
VOLUMEは「最終的な音量」
一方、VOLUMEはスピーカーから出る音量を調整するためのツマミです。
GAINを変えずにVOLUMEだけを上げれば、
音色はそのままで音量だけが大きくなります。
そのため、自宅では音量を抑えつつ、スタジオでは同じ音色のまま音量だけを上げる、といった使い方ができます。
実際に試してみると違いが分かる
もしアンプを使える環境であれば、
次のように試してみてください。
パターン①
GAIN:2
VOLUME:6
クリーンで自然なサウンドになりやすく、コード演奏にも向いています。
パターン②
GAIN:7
VOLUME:2
音量は控えめでも、歪みが増え、力強いサウンドになります。
数字は同じではありませんが、音の印象は大きく変わることが分かるはずです。
クリーンサウンドを作りたいなら
透明感のある音を目指す場合は、
GAINを低めに設定し、必要に応じてVOLUMEで音量を調整する方法が一般的です。
ジャンルや演奏スタイルによって好みは異なりますが、まずはここから試してみると違いを感じやすいでしょう。
歪ませたいならGAINを意識
逆に、
「もっと迫力のある音にしたい」
という場合は、GAINを少しずつ上げてみましょう。
ただし、必要以上に上げるとノイズが増えたり、音の輪郭がぼやけたりすることもあります。
少しずつ調整しながら、自分の好きなポイントを見つけることが大切です。
スタジオは音作りを試せる場所
自宅では音量を気にしてアンプを十分に鳴らせない方も多いと思います。
スタジオなら周囲を気にせず、GAINやVOLUMEを変えながら音の違いを確認できます。
同じフレーズを弾くだけでも、
「こんなに印象が変わるんだ」
という発見があるかもしれません。
🎸 音作りに正解はありません
アンプのツマミは「正しい数字」を探すものではなく、自分の好きな音に近づけるための道具です。
GAINとVOLUMEの役割を知っておくと、アンプを使う楽しさがさらに広がります。
スタジオやレッスンでアンプを使う機会があれば、ぜひ少しずつツマミを動かしながら、自分だけのサウンドを見つけてみてください。






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