ギターの指板を、ヘッド側からボディ側へ眺めてみてください。
横に並ぶ金属の棒、フレット。その間隔は、ボディに近づくほど少しずつ狭くなっています。
普段ギターを弾いている方も、「そういえば、どうして?」と思うかもしれませんね。
実はこの並び方には、弦の長さと音の高さの関係が隠れています。今日は、ギターを手に取って確かめたくなる音楽雑学です。🎵
🔎 フレットを押さえると、何が変わる?
弦を押さえずに鳴らした音を「開放弦」の音と呼びます。
このとき弦を支えているのは、ヘッド寄りにあるナットと、ボディ側にあるサドルです。
指で弦を押さえると、弦がフレットに触れ、そのフレットからサドルまでの部分が振動するようになります。
つまり、押さえる位置をボディ側へ移すほど、振動する弦の長さが短くなり、音が高くなるのです。
指を動かすことで、音を生み出す弦の長さを選んでいる。そう考えると、いつものコードの押さえ方も少し違って見えてきますね。
🎶 同じ半音でも、動く距離は同じにならない
一般的なギターでは、隣のフレットへ一つ進むと、音が半音高くなります。
ここで大切なのが、半音ずつ上げるには、弦を一定の「長さ」ではなく、一定の「割合」で短くするということです。
理論上、半音上げるときの弦の長さは、元の約94.4%になります。
長い弦を同じ割合だけ短くすると、短くする幅は大きめ。すでに短くなった弦では、その幅も小さくなります。
このため、音が高くなるボディ側ほど、フレットの間隔も狭くなるのです。実際の楽器では、弦の張力などに関わる補正も加わります。
フレットの間隔が違っていても、音の変化は同じ半音。
目で見える距離と、耳で感じる音程の関係が面白いところです。✨
🎼 12フレットには、もう一つのひみつがある
ギターをお持ちなら、12フレットの音も確かめてみましょう。
開放弦と、同じ弦の12フレットを押さえた音を聴き比べると、12フレットのほうが1オクターブ高くなります。
例えば、標準的なチューニングの6弦なら、開放弦は低い「ミ」。12フレットでは、その1オクターブ上の「ミ」です。
これは、振動する弦の長さが理論上およそ半分になることに対応しています。
同じ名前の音なのに、高さは違う。弦の長さに注目しながら聴くと、その関係も実感しやすくなりそうです。
👀 次に弾く前に、指板をひと眺め
今日の練習前には、こんな順番で確かめてみませんか。
- ヘッド側とボディ側で、フレットの間隔を見比べる
- 同じ弦で隣のフレットへ進み、音の変化を聴く
- 開放弦と12フレットの音を、交互に鳴らしてみる
難しい計算をしなくても、「間隔は狭くなるのに、音は同じように上がっていく」という発見を楽しめます。
何気なく押さえている指板にも、音の仕組みが詰まっています。
次にギターを手に取ったら、弾く前のほんのひととき、フレットの並びにも目を向けてみてくださいね。🎸
🎵 小さな発見を、音を出す楽しさへ。
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ギターの個人練習や、仲間との音合わせにぜひご活用ください。






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